「二層ラベルの小ロット対応化」

二層ラベルは近年特に、食品、日用品の分野でよく見かけるようになってきました。キャンペーン応募用の番号が印刷されていたり、商品の使用方法や、商品を活用したレシピなど、その用途は様々です。


一般的には積層ラベル、多層シールなど、様々な呼び方がありますが、シールが2枚以上重なった状態のものを、ここでは代表的に二層ラベルと呼びます。そのほか似たようなラベルで、ラベルとラベルの間にブックレットを折り込んだものなども存在しますが、それはまた製造方法が大きく異なります。




さてこの二層ラベルが活用される理由は大きく分けるとふたつあります。ひとつはラベルの大きさに対し情報量を多くすることができること。もうひとつは内側の情報を隠すことができるということです。しかしその積層ラベル、製造には複雑で大型な印刷機を使用しますので、小ロット対応はコスト面でなかなか困難でした。

今回三協シール印刷が取り組んだのは、従来大型の専用印刷機で製造を行っていたこの二層ラベルを、小型の印刷機で製造し、小ロット対応を可能にすることです。

従来の大型印刷機では、専用設計により一度に大量の印刷を行うことが可能でした。しかし小型の印刷機ではこれが不可能なため、複雑な工程を設計する必要があります。三協シール印刷では、独自のノウハウによりこれを可能とし、お客様の細かなご要望にもお応えできるようになりました。





ここにあるのはひとつのサンプルです。二面に印刷をすれば情報量は2倍に、3面に印刷をすれば情報量は3倍になります。上部ラベルは剥がしきることで、ラベル単体としても機能します。お客様のご要望によりデザインや内容、大きさや剥がす方向など、様々なご要望にお応えできます。また小型印刷機では規格タイプの連番印刷もできますので条件にもよりますが対応可能です。ラベルサイズに限度はありますが、アイディア次第で様々な見せ方ができ、しかも従来より小ロット、短納期での対応が可能です。


三協シール印刷では、お客様と一緒にラベルの仕様を考えるところからお仕事を始めます。「こんなラベルがあったら...」という、お考えだけの段階で結構ですので、ご連絡いただけましたらすぐにご相談にお伺いいたします。



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