「残り物には福がある」(在庫材料の活用)

シールの材料はロールの状態で仕入れます。最低長さは100m。無駄がないように、でも不足しないように仕入れ、なかには様々な事情で一部が残ってしまったり、丸々使わなかったりすることも。今回はその活用についてご紹介します。


三協シール印刷株式会社では、生産管理部門で材料仕入れから管理を行っています。できるだけ無駄がないよう、しかし不足することもないよう、その管理は困難を極めます。

そんななかで、一部の材料が残ってしまったり、事情により全く使わなくなってしまった材料なども存在します。一般的によく使用される材料であればまだしも、特殊な材料では用途は限られます。

今回はかなり大胆な模様のホログラムの材料。なかなかほかに利用する機会のない材料です。これを廃棄することなく使い切ることができれば、環境にもやさしいのではないかと考え、大胆にも名刺にしてしまいました。




三協シール印刷では、2015年2月に導入しましたUVインクジェットラベル印刷機で、可変情報など様々な特殊技術を使った名刺を持って営業活動をしてきていましたが、今回このホログラムペーパーを使用した名刺を作製しました。




単なる写真付きの名刺ではなく、写真の部分をハーフカットして剥がせるようにしてあったり、一枚一枚に違う番号を印刷してあったり、裏面にはブラックライトに反応するセキュリティ技術を盛り込んだりと、これ一枚で三協シール印刷株式会社のUVインクジェットによる印刷技術と、打ち抜き加工の技術がたくさん盛り込まれています。

しかしこの名刺の最大の特徴は、本来なら廃棄されてしまう材料を再利用して有効活用しているというポイント。ISO14001を取得して、環境に配慮した事業活動を続けている中で、配慮だけでなく貢献も行っているということをわかっていただける取り組みだと思っています。

これからも、環境配慮、環境貢献に重点を置いた事業活動を目指してまいります。



戻る

三協シール印刷株式会社のホームページへ