液晶画面の周辺など、精密電子部品の内部に利用されている弊社の特殊精密打抜き加工品。現在この加工品の寸法精度を限りなくゼロに近づけるよう、様々な方法で挑戦しています。



三協シール印刷株式会社では創業以来の独自の技術による、精度の高い印刷と打抜加工の技術をさらに高度なものとし、超高精度な打抜加工品を製造し、液晶画面のバックライトをはじめ、各種電子機器の部品にご使用いただいております。加工品は自動で連続して製造されますが、これにより大量生産と、加工部門すべてをクリーンルームに入れてしまうということが可能になり、高精度な製品だけでなく、ホコリのつかない高品質な製品を提供できるようになりました。


加工および検査を行うクリーンルーム



当社のクリーンルームでは、材料を持ち込んでから製品になるまでそこから出ることを許されません。しかし製品は密閉容器に入れられたまま、同じ環境の製品検査用クリーンルームに運ばれて検査を受けます。一枚一枚丁寧に検査を受けた製品は、寸法やほこりの有無などを厳しくチェックし、合格したものだけが出荷されます。さらにお客様のご要望により、製品の100分の1ミリ単位までの寸法測定を行った結果表をご用意することもできます。これは、弊社の精度の高い加工技術の自信の証明でもあり、またお客様にも安心してご使用いただける保証でもあります。

誤差ゼロを実現させる一例「一体型」


 

シートやテープをリム(輪)状に加工する場合、内側と外側の打抜きを別の工程で行うことによる誤差は避けられませんでした。当社では一部で、複数の打抜き型を一体にして連続生産することにより、誤差が限りなくゼロに近く安定した大量生産ができる方法を採用しています。


また工程設計上、多工程にわたる複雑な製品の場合はこの方法がとれません。そこで当社では、打ち抜き加工機のセンサーの開発とその精度のアップを自社で行い、各工程で誤差がほぼゼロになるような加工を行うことにより、多工程を経て出来上がる最終製品でも、お客様の公差要求に十分お応えできるレベルの品質を維持させていただいております。



寸法誤差の極小化は、どの工業製品においても永遠のテーマです。当社ではこれを限りなくゼロに近づけることを目標に、この新しい製造方法の採用をはじめ、加工機や製造工程を見直し、常によりよい製品作りを目指し努力しています。


品質管理のための測定



多様化する精度の要求や、形状、構成の複雑さなどに即座にお応えできるよう、営業、設計、加工、品質管理の各部門が一体となり、常に最良の製造方法を見つけるべく努力しています。また、営業部員はできる限りお客様のご要望にお応えできるよう、常にお客様の環境を把握し、お客様にとって最良の製品をお届けできるよう努力しております。お客様にご満足いただける、高品位な製品をお届けするよう、これからも日夜努力を続けて参ります。