
前回「ワインラベル飲み比べ?」でご紹介した 甲斐ワイナリー株式会社様。
通常のワインラベルには 「和紙 きり」 を使用。
社長のお母様が書かれた文字をあしらい
素朴さと品格を兼ね備えた仕上がりになっています。
「和紙 きり」とは

「和紙 きり」は
伝統的な和紙の風合いを持ちつつ、印刷適性を高めたラベル用の特殊紙です。
“きり”とは
霧のように柔らかな表情を持つことから名付けられたといわれており
自然な繊維感と、落ち着いた風合いが特徴です。

・線のフチがモヤっとにじみやすい
・細線が太って、小文字がつぶれやすい
だから大切なのは 「押して色を出す」ではなく
「紙に乗せる」感覚なのだ!
書の”カスレ”部分も よく見ると少し墨が薄く見える
――それこそが和紙の正解なのだ!
そして、次なるワイナリーへ!
甲斐ワイナリー株式会社様のご紹介でつながったのが
アパチャーファーム(Aperture Farm & Winery)様

長野県東御(とうみ)市にあるワイナリーです。
オーナーの田辺さんは
東京でワイン販売の仕事をしていた経験を活かし 移住して新規就農。
とにかく個性的なラベルが特徴で
モノクロ写真ラベルは田辺さん自身が撮影しているケースも多く見られます。

アパチャーファーム様では
「耐水和紙フィルム」という材料を採用。
フィルムならではの耐久性と和紙調の風合いを両立できる点が特徴です。
そもそも”耐水和紙フィルム“は 「和紙」ではないのだ!
正体は 高密度ポリエチレン不織布 (ふしょくふ・織ってない/紙でも布でもない)
凹凸があり、繊維感のある手触り
しかし紙と違い、 水に強く、破れない、和紙っぽいフィルム材料― というのが正確なのだ
しかもこの素材
もともとはラベル用ではない コロナ禍で見た あの“白い防護服”の素材なのだ!
▶水・液体を通さない
▶粉じん、微粒子を通しにくい
▶でも通気性があり、ムレにくい
▶軽くて引っ張りに強い
▶破れにくく、しかも軽量

――ラベルに使うには、 超ぜいたくな材料なのだ!
前回・今回ご紹介した
「クレープ」「和紙きり」「耐水和紙フィルム」
それぞれ異なる個性を持ちながら
ワインの味わい同様
ラベルでも“飲み比べ”を楽しめるのが面白いところです。

【クレープ】しっとり柔らかく、高級感のある表情

【和紙 きり】和の雰囲気、温かみと素朴さ

【耐水和紙フィルム】和紙調の風合い(それ以上)+フィルムの強さ
それでは、また機会があれば
ワインラベルだけでなく
その他のシール・ラベルやお客様もご紹介できればと思います。

アパチャーファーム様でご使用されている
すべてのワインラベルのセパレータ(はく離紙)は
ポリエチレン樹脂を使用していないため
古紙回収による製紙原料としての再利用が可能です。
また、セパレータ単体でも、
ポリエチレン樹脂を使用した一般的なセパレータと比較して、
製造時のCO2排出量を約13%削減しています。
三協シール印刷株式会社は
お客様とともに持続可能な社会を目指します!
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