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シール印刷と精密打抜き加工の高度な融合

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〒181-0004 東京都三鷹市新川6丁目31番12号

 

「風洞実験に使うシール?」


風洞実験に使うシール?
航空機や宇宙機の模型に人工的に空気を流して
計測したり機体周りの流れを調べたりするみたい


あらかじめ糊の塗ってあるシール・ラベルの材料には
紙の基材フィルムの基材があります。

三協シール印刷株式会社では、工業製品や医療・医薬品のお客様が多いので
耐候性や耐薬品性などを持ったフィルム基材の材料が使用量の7割を占めます。

フィルム基材の中でも
ポリエステル(PET)、ポリプロピレン(PP)、塩ビ(PVC)、ポリエチレン(PE)など
様々な素材があります。

特に工業製品のお客様は、高温環境や各種溶剤に対する
優れた耐性や耐久性を備えた「PET」が多く選ばれます。

その「PET」素材も透明や白色や銀色が選べ、厚みも様々です。

厚みもいろいろあるけど、50ミクロンが一番多いかな
50ミクロンとは0.05mmで
日本人の平均的な髪の太さが0.08mm、欧米人が0.05mmなので
欧米人の髪の毛ぐらいの厚みということなのだ


シール・ラベルとして使用する場合
耐性・耐久性と扱いやすさを求めると50ミクロンがベストなのですが
曲面に貼る場合は、反ってしまいはがれるのを防止するため25ミクロンを選ぶ場合もあります。

番手で呼ぶ場合もあるよね
16ミクロンを16番、書くときは#16、#25のようにね
ゴルフクラブだと、1番ウッド、5番アイアンなのだ
紙ヤスリだと粗目#40~、木工の仕上げは中目#240とかだよね


様々な理由で厚くする場合もあります。
#100までは通常品で、それ以上になると特注品になります。

シール・ラベルの印刷用の材料は、#25・#50・#100が一般的には標準品で
その間やそれ以上の#38・#75・#125・#188・#200・#250は特注品となります。

一般的に使う場合の厚みの下限は#25
ラミネート用の#16をラベルとして使う場合もあるよね







特注品の#12のラミネート用の材料もあって
これはもう一般的な食品用ラップフィルムと同じ厚みになるので
普通のラベルとして使うのは無理があるのだ



ラミネート加工とは、印刷面の上に透明フィルムを貼ることで、
色落ちや摩擦による劣化から印刷面を保護する効果があります。

一番多く使われるのは#16のPETフィルムで、#25・#50・#100を使う場合もあります。
厚みが増せば、それだけ擦過性能が増し、強度もアップします。
透明度の高い#100のツヤラミは印刷に深みを与えます。

ラミネートの表面に印刷や印字が可能なタイプもあるので
三協シール印刷株式会社では、お客様のご要望に合わせ材料が取り寄せられる限り
12ミクロンから250ミクロン程度までの印刷や特殊な形状の打ち抜き加工を承ります。



風洞実験に使うシールって、#12、#16、#25
ラミネート用の透明PET直径0.5~1mmに打ち抜き抜くの
ひえー! 直径0.5mm! 落としたらなくなっちゃう
そのシールを航空機や宇宙機の模型に貼って風洞実験を行うのね
機体に僅かな突起をつけることで空気の流れを変え
安定的な飛行姿勢や燃費の改善、航空機であれば騒音の低減など
貼る位置や厚みや大きさを変えて実験を行っているらしいのだ





もちろん実験の途中で剝がれちゃいけないしね
#12は特注品とはいえ、一般入手可能なもっとも薄く
強力に接着する材料なのね
風洞実験で使うとは
まさか材料メーカーの人たちは考えてもいないよね



 ティッシュペーパーは鼻紙じゃなかった?


花粉の季節には手放すことができないティッシュペーパーは、本来「メイク落としの用の布の代わり」として発売されたそうです。
メイク落としの布やタオルを使いまわすと衛生面で問題があったので、使い捨ての薄くて柔らかい紙として開発されたのがティッシュでした。

「鼻をかむ」「汚れを拭き取る」「何かを包む」といった用途で使われるようになったのは、発売から何年もたってからのようです。



本来の材料の使用用途とは
全く違う使い方をする場合って結構あるよね
アイデア次第なのだ
海の底から空の上、宇宙の果てまで… 果ては大げさか
三協シール印刷株式会社の技術が役立っていると思うとうれしいね





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