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シール印刷と精密打抜き加工の高度な融合

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〒181-0004 東京都三鷹市新川6丁目31番12号

 

「ラミネートフィルム サンプルを作りました」



とうとうできたね!
ベース基材もいろいろ用意したいけど
ウチで一番多い銀ケシで試したの
同じ印刷に違うラミを貼って並べることで
違いがわかりやすいね




ラミネート加工については
「技:風洞実験に使うシール?」 
「ECO技:ラミで残ったセパを緩衝材に?」 でも触れました。




銀ケシ=ポリエステル(PET)フィルムアルミ蒸着を施し
金属のようなメタリック調を表現します。

一番多いのがツヤラミ。
印刷面の上に透明フィルムを貼ることで
色落ちや摩擦による劣化から印刷面を保護する効果があるのと同時に
見た目アップという効果もあります。


はて? 光沢を出すのであれば
そもそも銀ツヤにすればいいのでは?
いいところに気がついたのだ!
銀ツヤだとギラギラしすぎる
銀ケシだと落ち着いた感じの光沢になるのだ!
工業製品などは特に、文字を見やすくするために
銀ケシを選ぶのが基本なの
銀ツヤはウチのお客様だと
サプリメントのボトルラベルや
釣り具のアイキャッチシールなどに使われるね





しっとり落ち着いた雰囲気を感じさせるのが、ツヤ消しタイプのマットラミ
サンドマット=Sマットと、錬り込みマット=Nマットの2種類があります。


【写真(左):銀ケシ Sマットラミ  (右):銀ケシ Nマットラミ】



SマットNマットは、見た目にはそれほど違いはないね
Sマット爪を立てると傷が付きやすいので
印刷も検査でも注意しないといけないのね
SマットNマットは、金額も同じぐらいだし
Sマットを選ぶ意味ないじゃん!
いやいや、Sマットには、Sマットの良さがあるのだ!




Sマットは、サンドブラスト加工といって
その名の通り、サンド=砂をフィルムに打ち付けて表面を凹凸にする加工方法。





Nマットは、フィルムを製膜する段階で充填剤を錬り込む加工方法
表面は平らになります。



表面を触ってみると違いがわかるのだ!
本当だ! Nマットがヌメッとしているのに対して
Sマットはサラサラだね
サンドブラスト加工では、砂を打ち付けて洗って乾燥するだけで
加工中に有機溶剤などは使用しないの
Nマットのように充填剤を使用しないので
どちらが環境にやさしいかといえば、Nマット < Sマット




Sマットの一番特徴的なのが、ラミネート表面上の筆記性能です。





お客様自ら表面に印字する場合は、Sマットを選ばれる時もあるよね
ボールペンやマジック、鉛筆でも筆記が可能だよね



ツヤラミ、錬り込みマット、セミマットそれぞれに、印字可能な専用グレードもあります

Sマットは素材同士の貼り付きを防止します。



Sマットは凹凸形状のゆえ点接触となり
素材同士の密着を防ぐのね
例えば製品に貼り、ビニールなどの袋に入れた場合
Nマットのほうが袋にくっつきやすくなってしまうのだ
Sマット、Nマットそれぞれ特徴があるんだね




ツヤラミ、マットラミの中間がセミマット=Hマットになります。


【写真(左):銀ケシ ツヤラミ  (中央):銀ケシ Hマットラミ  (右):銀ケシ Sマットラミ】



Hマットは錬り込みマットの部類に入りますが
ツヤラミの明るい雰囲気と、マットラミの光の反射を抑え
視認性を上げる
という効果を兼ねそろえています。





Hマットは工業製品に多く使われるよね
Sマット、Nマットと比較すると明るい雰囲気を出し
かつラベルの視認性を上げる
のが特徴ね
2種類の印刷に対して4種類のラミネートのサンプルを
一堂に並べると、違いがよくわかるね
実に壮観なのだ!



実物のラミネートフィルム サンプル
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